日経新春杯の追い切りが15日、東西トレセンで行われた。タマモベストプレイは栗東坂路で、ラスト1ハロン12秒2と鋭い伸び。サンケイスポーツ調教評価『S』を獲得した。前走のジャパンCは10着だったが、得意の京都で巻き返しを狙う。CWコースで先着したサトノノブレスも『S』評価。ダコールは、坂路をしっかりと駆け上がった。
冷たい雨が降りしきる中、熱気あふれる動きで駆け上がった。タマモベストプレイが坂路でシャープな伸び。一昨年のきさらぎ賞以来となる2つ目の重賞奪取へ、猛アピールだ。
「動きも時計もいい。ベストでしょう。順調に来ているよ」。絶好の内容に、南井調教師が声を弾ませた。
軽快なフットワークで1ハロン14秒9-14秒0-12秒4のラップを刻むと、最後はムチを一発飛ばして1ハロン12秒2でフィニッシュ(4ハロン53秒5)。水分を含んだ馬場も苦にせず上々の伸びを見せた。南井助手は「先週にやっているので、今週はしまい重点で。反応がよかったね。いつものやめる面を出さずに、最後までしっかり走っていた」と納得の表情を浮かべた。
前走のジャパンCは10着に終わったが、2走前の京都大賞典は勝ち馬(ラストインパクト)にクビ差2着と見せ場たっぷり。好位から直線で抜け出し、ゴールまでしぶとく食い下がった。今回は2走前と同じ京都2400メートル。京都コースは【3・1・1・1】で馬券に絡まなかったのは、不利のあった菊花賞(8着)のみで、舞台設定は文句がない。
「ハンデ57キロで軽い馬との差がどうかだけど。京都は相性がいいから。2走前のように並ぶ形でしぶとさを生かす展開になれば」と南井調教師はVをイメージする。
明け5歳を迎えた京都巧者。好走の条件が整った今回は、ベストの走りが期待できそうだ。(鈴木康之)
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タマモベストプレイに注目しています!!
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