ゴールドシップで負けた人達-宝塚記念2015年|まとめ
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第56回宝塚記念(28日、阪神11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝・内2200メートル、1着本賞金1億5000万円=出走16頭)川田将雅騎乗の6番人気ラブリーデイが2番手から直線で抜け出し、GI初制覇を決めた。タイム2分14秒4(良)。1番人気のゴールドシップはスタートで大きく出遅れ、15着に大敗。史上初のJRAの平地同一GI3連覇はならなかった。
芦毛の怪物に何が起こったのか。ゴールドシップがゲート内で2度立ち上がって絶望的な出遅れを喫した瞬間、大観衆の悲鳴、落胆の叫びが阪神競馬場を包んだ。時間にして約3秒、10馬身以上のロスで、レースは最後まで後方のまま15着。史上初のJRA平地同一GI3連覇の偉業は、思わぬ形でついえた。
「あの馬らしいね」。こう切り出した横山典騎手は、「ゲートは落ち着いて入っておとなしくしていた。あと少しというところで、うなってしまって。彼に聞いてみなければ分からない」と振り返った。
目隠しして真っ先にゲートイン。しばらくはおとなしかったが、内隣のトーホウジャッカルがうるさくすると、それが影響したのか落ち着きを失っていった。最後のラブリーデイが入るといらだちがピークに達し、トーホウを威嚇するように立ち上がって暴れ出した。
裁決委員の福田正二審判部長によると、最初に立ち上がった際に横山典騎手から「(開けるのを)待ってくれ」と声がかかり、その後、同騎手の「いいですよ」という合図で、速やかにゲートを切った。しかし、開くと同時に再度、立ち上がってしまった。
須貝調教師は「またほえた。練習ではやらないが、練習と競馬は違うから。普段から突拍子もないことをするが、この馬だけは本当に分からん」と苦い表情。枠内駐立不良で7月20日以降の発走調教再審査を課せられ、今後の見通しも立たなくなった。
「こんな馬をいつも応援してくれるファンには、これからも見捨てず見守ってくれたら。ごめんなさいね」とトレーナーは頭を下げ、鞍上も「買ってくれたお客さんには悪いけど、こういう面を込みで、この馬の個性と思っていただければ」とファンに向けてコメントを残した。
強さともろさが同居するゴールドシップ。ファン投票1位が示すとおり、破天荒なキャラクターが人気だが、強すぎる個性があだとなってしまった。 (板津雄志)
★売り上げの60.1%
ゴールドシップから売れた馬券の総額(枠連は〔8〕〔8〕のみ含む)は117億7190万6200円。レースの売り上げ195億7533万7300円の中で占める割合は実に60.1%だった。単勝オッズは1.9倍で、これで1倍台のときは10戦5勝と、半分で期待を裏切っている。
■GIでのアクシデント
GIでの大きな出遅れは、最近では2012年有馬記念で2番人気ルーラーシップ(3着)、14年阪神JFで1番人気ロカ(8着)などがある。1987年有馬記念で3番人気メリーナイス、02年菊花賞で1番人気ノーリーズンは、ともに発走直後に落馬。00年皐月賞で3番人気ラガーレグルスは立ち上がってゲートに挟まり競走を中止。また、オルフェーヴルは12年のGII阪神大賞典の2周目3コーナーで外に大きくふくらみ、ロスが響き2着となった。
■発走調教再審査
ゲートの入りや出が特に悪い馬や、中でじっと立てない馬に課されるゲート試験。合格しないとレースに出走できない。