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ヴァンセンヌはもしかしたらG1勝つ器|東京新聞杯予想|まとめ

 ヴァンセンヌは3歳時に右前の剥離骨折で7か月半休養。4歳春には右前脚の屈腱炎を発症し、1年7か月の休養を余儀なくされた。6歳でキャリア10戦だが、昨秋に鮮やかな3連勝でオープン入り。頭角を現した。

 「もともと期待の大きかった馬。脚元が良くなりました。さすがに休み明けは勝てなかったけど、以降はポンポンポンと勝つことができました」と松永幹調教師は表情を緩めた。父はディープインパクト。母は96年に高松宮杯(当時)、スプリンターズSの春秋短距離G1を連勝した快速馬フラワーパークという良血馬が、素質を開花させた。

 前走の元町Sは4コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切る強い内容。「引っかかって負けたと思ったけど、あの形でしのいだのだから驚きました」とトレーナー。カギは折り合いになりそうだ。「さすがに前回のような形だと厳しいでしょうが、前にうまく壁をつくって運べば。この血統だけに重賞でも楽しみにしています」。大きな故障を乗り越えた良血馬が、初重賞タイトルを手にするか。

 
ヴァンセンヌ
父-ディープインパクト
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