セントウルステークス予想|ウリウリの期待|岩田が乗るだけに
 

 阪神開幕週の日曜メーンはセントウルS(GII、芝1200メートル)。秋最初のGIスプリンターズS(10月4日、中山、芝1200メートル)の最も重要な前哨戦で、1着馬には優先出走権が与えられる。また、サマースプリントシリーズ最終6戦目でもあり、シリーズチャンピオンが決まる一戦。休養明けの実績馬と、夏に力を付けた新興勢力の激突がみどころとなる。

 ストレイトガール(栗東・藤原英昭厩舎、牝6歳)は今春のヴィクトリアマイルでGI初制覇を飾ったが、もともとスプリント路線を歩んできた。今回はヴィクトリアマイル以来4カ月ぶりのレースになるが、帰厩後は5本の時計をマーク。1週前追い切りの動きも抜群で、力を出せる状態に仕上がっている。阪神コースの経験は2歳時の500万下の1戦のみで7着に敗退しているが、力を付ける前のこと。本格化した今なら問題ないはずだ。サマースプリントシリーズとは無縁の秋初戦だが、最有力候補といっていい。

 同厩のウリウリ(牝5歳)はオープン特別・安土城S→GIII・CBC賞と連勝し、勢いがある。こちらも調整過程は万全。20ポイントでシリーズ首位のベルカントがスプリンターズSに直行するため、ここを勝てばシリーズ王者の座を獲得する。また、岩田康誠騎手にとっても勝てばサマージョッキーズシリーズ逆転Vの可能性があり、負けられない戦い。実績上位・ストレイトガールにとって、“身内”のこの馬が最大の敵となるだろう。

 函館スプリントS2着、アイビスサマーダッシュ3着のアースソニック(栗東・中竹和也厩舎、牡6歳)も、勝てば21ポイントとなり、シリーズ王者に決まる。鞍上に名手ミルコ・デムーロを配して勝負がかり。関西馬ながら阪神の芝は何と3年半ぶりの参戦となるが、【0・1・1・1】と苦にしていない。M.デムーロ騎手は岩田騎手の追撃を振り切ってサマージョッキーズシリーズVを狙うだけに、力が入るところだ。

 ハクサンムーン(栗東・西園正都厩舎、牡6歳)は長くスプリント路線を牽引(けんいん)してきた快速馬。2013年には王者ロードカナロアを振り切ってこのレース優勝、昨年も2着と相性は良く、今年も上位争いは必至だろう。

 昨年の覇者リトルゲルダ(栗東・鮫島一歩厩舎、牝6歳)はその後、不振が続いていたが、前走のGIIIアイビスサマーダッシュで不利がありながら5着と好走。いい頃の状態に戻りつつあるだけに軽視はできない。今回は【2・0・1・1】と手の合う川田将雅騎手と久々のコンビを組む。

 芝1200メートル2戦2勝のアクティブミノル(栗東・北出成人厩舎、牡3歳)、スプリンターとしての高い資質を秘めるマテンロウハピネス(栗東・昆貢厩舎、牡3歳)、武豊騎手のJRA重賞300勝がかかるバーバラ(栗東・小崎憲厩舎、牝6歳)、古豪マヤノリュウジン(栗東・庄野靖志厩舎、牡8歳)なども上位争いに加わってきそうな実力があり、いずれも注意が必要だ。

 

セントウルS-2014年


1着 リトルゲルダ 丸田恭介

2着 ハクサンムーン 戸崎圭太

3着 エピセアローム 浜中俊

 


7月から岩田騎手の重賞成績


CBC賞 ウリウリ (2番人気1着)


函館記念 ダービーフィズ (3番人気1着)


函館2歳S ブランボヌール (1番人気1着)


レパードS クロスクリーガー(1番人気1着)


エルムS ジェベルムーサー(2番人気1着)


札幌記念 ダービーフィズ(4番人気3着)


キーンランドC  レッドオーヴァル(2番人気5着)


札幌2歳S アドマイヤエイカン(2番人気1着)


小倉2歳S シュウジ(1番人気1着)

 

 

2chSCの声 

105:2015/09/06(日) 22:52:00.56 ID:
藤原厩舎的にはストレイトガールよりウリウリに勝って欲しいのかな。
サマースプリントもかかってるし。
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