オークス|2016年|1番人気濃厚シンハライトまとめ
 
3歳クラシック指数/シンハライト1強

【3歳クラシック指数】2歳女王メジャーエンブレムがNHKマイルC(1着)に回り、桜花賞馬ジュエラーは骨折で戦線離脱。「3強」のうちの2頭が消え、牝馬クラシック2冠目のオークス(日曜=22日、東京芝2400メートル)は、残った桜花賞の2着馬シンハライトが、次位のアットザシーサイド(桜花賞=3着)に、実に5ポイント差をつける“1強体制”で迎えることになった。

 指数上では逆転は厳しいが、フローラSの覇者チェッキーノ、フラワーC勝ちのエンジェルフェイスなど、キャリアの少ない別路線組は指数を大幅に上げる可能性が残されている。

 

 

シンハライト|馬体診断

 シンハライトは前走・桜花賞時とほぼ同じ体つきです。頭から首、背中、尾まで流れるような曲線を描いた体形。しなやかな前後肢の筋肉。軽さを伝えるスラリと抜けた首筋。トモ、肩と調和の取れた飛節、球節。欠落した部分がありません。ただ1点を除いて…。

 桜花賞時よりも腹周りが寂しいのはどうしたことか。ふっくらしていたヒ腹が少し細くなり、うっすらと浮き上がっていたアバラがはっきりと見えます。そのせいで、前走時の風景画から飛び出してきたような全身の輪郭美が感じられません。少しギスギスした印象さえ受けるのです。

 桜花賞が消耗度の激しい競馬だったのか。あるいは、回復に時間がかかったのか。筋肉は落ちていないし、立ち姿もゆったりと落ち着いていますが、腹周りが気になるのです。これから最終追い切りをかけた上で、初の関東への輸送。当日の体重が前走(426キロ)から減っていないかどうか、特に注意する必要があります。桜花賞時の馬体診断では100点を付けましたが、今回は95点。丸みを帯びた、フックラした馬体で出てくることを願っています。



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