フラワーカップ予想|デムーロ時代到来|ディアマイダーリン

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フラワーカップレース展望

 中山では土曜に3歳牝馬によるGIIIフラワーC(21日、芝1800メートル)が組まれている。クラシックのトライアルではないが、1993年ホクトベガ(エリザベス女王杯など)、97年シーキングザパール(NHKマイルC、仏モーリスドゲスト賞)、02年スマイルトゥモロー(オークス)、04年ダンスインザムード(桜花賞、ヴィクトリアマイル)、05年シーザリオ(オークス、アメリカンオークス)、06年キストゥヘヴン(桜花賞)、08年ブラックエンブレム(秋華賞)と優勝馬には後のGIホースが多く、今後を占う意味でも見逃せない一戦だ。

 ノットフォーマル(美浦・中野栄治厩舎)はGIIIフェアリーSの勝ち馬。中間、一頓挫あってレース間隔が少しあいたが、11日の1週前追い切りでは、Pコースで5ハロン66秒7を馬なりでマークした。仕上がり早のタイプでもあり、今週のひと追いできっちりと態勢は整いそう。課題は1ハロンの距離延長だ。

 ディアマイダーリン(美浦・菊沢隆徳厩舎)は4カ月ぶりの実戦になるが、仕上がりは進んでいる。前走の赤松賞でハナ差2着に退けたテンダリーヴォイスが先週のアネモネSを制覇したように、この比較から上位争いは必至。ミルコ・デムーロ騎手と新コンビを組む点も強調材料だ。

 ローデッド(栗東・荒川義之厩舎)は前走のフェアリーSで不利な15番枠から出遅れながらも2着。能力は間違いなく高い。マイルは少し忙しく映ったので、1ハロンの距離延長は有利だろう。兄姉にオースミハルカ、オースミグラスワンがいる血統馬でもあり、上位争いは十分に考えられる。

 ほかにも2戦2勝と底を見せていないアルビアーノ(美浦・木村哲也厩舎)、初の芝だが、ダート2勝の内容が上々だったホワイトフーガ(美浦・高木登厩舎)も軽視できない。1勝馬は抽選対象だが、出走できれば、末脚鋭いロッカフラベイビー(美浦・鹿戸雄一厩舎)、先行できるとしぶといホワイトエレガンス(美浦・国枝栄厩舎)なども注目される。

 

2014年-フラワーカップ動画

 
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